(ト)「ハート辞典」って意識したことはなかったけどこの辞典がないと普段の生活が 大変って事よね。じゃあ書いてないことが起きたらどうなるの? (テ)よく聞いてくれました。「何にも感じない」よ。だからなんの関心もないまま 通り過ぎるの。本当に意味がないんだよね。 (ト)こうやって聞いていると「ハート辞典」があっても別にこまらないって思えて来 ちゃった。これはちょっと危険だわ。普通とても信じられない話を聞いてるんだ もの。もっと「怪しい!」って慎重に聞かなきゃ。 (テ)トトちゃんの「ハート辞典」に「だまされる」とか書いてあると、本当のことでも 人から聞いた話は「信じられない」って思うことになるんよね。だから誰にもこの 考えを無理強いできないわけ。だから大丈夫だよ。 (ト)大丈夫って言われると余計怪しいわよ。「ハート辞典」の役割は分かった気がする けど、自動に働くんでしょ。それをどうして自分でうまく使ったり出来るわけ? (テ)「ハート辞典」はね、その時々の気持ちの原因なの。だから不安をしょっちゅう感じ ちゃう人がね、辞典の中身を自分で書き換えられるって事になれば「犬は恐い」って 書いてあっても「犬はカワイイ」に直すことも出来るの。そうすれば今日すぐから犬 を見ると「カワイイ!」ってつい叫んじゃう人になれるの。便利でしょ。 (ト)それは便利だわ!野菜の嫌いな猫が「野菜はおいしい」って書けば野菜を見るとよだれ が落ちるようになるのよね。体によさそう! (テ)そうなんだけど。僕たち肉食だからさ。そんな必要ないじゃない。でも僕「納豆」を 喜んで食べちゃう。どっかで「ハート辞典」を間違えて書き換えちゃったかも。 (ト)でもそんなに簡単に自分の心が変えられるなんて誰も思わないわ。大体そんなに簡単 ならみんな知ってるはずじゃない。なんで聞いてくれる人が少ないのよ。 (テ)どうしてかなー?僕も知らなかったから大変だったよ。学校の勉強の前に100倍大事 な知識だと思うのに。だーれも教えてくれないんだ。聞いたこともないんだ。 ああ、でも身のまわりのことに意味を付けているのは自分だってことは常識みたいだよ。 僕、ほとんど新しい話しはしてないんだ。