(ト)前回は自分が何を信じているかが誰でも分かるって話しだった? (テ)そうそう。もうちょっと詳しく説明するよ。「ハート辞典」の話しはねこの話し から始めれば良かったんだけどね、心で何かを感じたとき、必ずこれはこういう意味 だって決めてるから感じるんだ。決めたことが無いと感じないんだよ。 僕が言っているのはすごくうれしいときや怖いときの感情だけじゃなくて心で想像できる 全てのものにちゃんとフィーリング(感覚)っていう意味が付いているよ、って話しだ。 こんなふうに言うことも出来るよ。 「意味の付いていないものは想像することが出来ない。」 (ト)想像できないものなんてないでしょ。どんなものだって想像できるわよ。自由だもの。 (テ)それがそうでもないんだ。例えばだけど「緑の葉が茂った木」を想像して。 (ト)はい、出来たわよ。 (テ)次に葉っぱの落ちたあとの木を想像してみて。 (ト)はい、出来たわよ。 (テ)今想像したのはどっちも「木」だよね。「緑の木」と「葉のない木」を言葉で表すと 同じ? (ト)それは違うじゃない、当たり前よ。違わなきゃ困るわ。 (テ)そんなふうにね、じゃあ、緑の木を想像するとどんな感じがする? (ト)とても心が癒されるわ。大きく深呼吸したくなる、癒しの象徴だもの。寄りかかって いたいわ。 (テ)それじゃあ、その中の葉っぱの一枚に毛虫が1匹付いているとする、これが自然だよね。 それでその緑の木の印象はどう? (ト)えーっ!毛虫がいるならちょっと引いちゃう。毛虫がいるなら近寄らないわよ。 (テ)トトちゃんのフィーリングも勝手なものだよね。さて、それじゃあ、これからだよ。 今まで同じ木でもちょっとしたことで印象が変わるのが分かったよね。 はい、それじゃあ練習です。また「木」を想像してみて。 しかも想像しても「何にも印象のない木」を想像してみて。 (ト)出来るわよ。えーっと「木」でしょ。............................................... .................................................................................. (テ)どう? (ト)................「出来ないかも。」 (テ)そうでしょう?なにか「木」を想像するって言うだけで、どんな(感じのする)「木」 か決まっていないと想像できないでしょう? これでわかるでしょう。何にも印象、フィーリング、感情、なんでもいいや心の動きが 何もないものは想像できないんだ。なにか想像しようと思ったとき、絶対にそれに特有 の「感じ」が必要なんだよ。言い直せばこんなことなんだ。 何かを「想像する」って言うことは、これから見ようとするものの「感じ」を感じよ うとすること(行為)なんだよ。今何かを想像しているって事は、必ずそのイメージ に付いている意味を感じているってことなんだ。 (ト)想像できることには必ず感じ取れる意味があるって事なのね。そうなんでしょ。 (テ)そうなんだよ。わかってくれた?その「意味」は人によって違うでしょ。 それに「同じもの」のつもりでも、想像するタイミングやら天候やらいろんな原因で どんどん感じ方が変わるよね。 このことだけでも何を信じているかが簡単に言葉で表したり出来るシンプルなものでも ないし、記録しておいても後で全く同じフィーリングは再現できそうにないこともわか るよね。だって時が違えばいろんな条件が変わっちゃうんだから。 僕たちはなんでも「似たような」の範囲で納得出来ているんだ。どこまでが同じ でどこまでが違うのかっていう幅をその時によって狭くしたり広くしたり、その人、その時、 いろいろなんだ。さてなにが色々だったっけ? そう、ものの「感じ方」だったよね。