(テ)「実感」があるものってどんなものか分かった?どうかなー? (ト)はやく特別な技を教えてくれないの? 当たり前な話しじゃなくてよ。 (テ)えーっと、実感があるもの(信じているもの)って特別なものじゃないんだ。 目を閉じて、今、まわりにいる人やまわりにあるもの、を想像してみて。 (ト)簡単よ。目で見ているのと同じよ。 (テ)でもね、目の前にはないよね。目をつぶってるんだからイメージの中のものでしょ。 そのひとつひとつにさわったり、持ち上げたり、人なら話しているところを想像して みて。 (ト)出来るわよ。あたりまえじゃない。目の前にあるものじゃなくても、いつも開けるの に苦労するドアにツメを掛けて いっしょうけんめいひっぱったりできるわ。ママに怒られるところなんかもすぐに 想像出来るわよ。だって毎日なんだもの。 (テ)そうでしょ。とっても本物と同じ感じがするね。でも目を閉じて いるんだから全部イメージだってことは分かるよね。今日はそれが練習なんだ。一 番身近なものをさわったり一番身近な人に話しかけたりいろいろしてみること。 そして....全部イメージなんだって気がつくことなんだ。 (ト)それならわざわざ練習なんてしなくても誰でも出来るんじゃない? (テ)かもね、じゃあ次に移るよ。机の上に水の入ったコップがある。トトちゃんが近く を歩いたらうっかりコップが倒れてまわりが水浸しになったのを想像できる? (ト)できるわ。「やばい!!」って感じがする。 (テ)うまいうまい。本当は起きていないイメージを作って、そこから気持ちが変わった でしょ。こんな事をいろいろやってみてふつうの暮らしとイメージがぴったり切り 離せないものだって気がついて欲しいんだ。 トトちゃん。「想像力」って直接何のためにあるのかわからないでしょ? 想像したからっていっても世の中がその通りにすぐ変わるワケじゃないもんねでも 「ハート辞典」だと「想像力」はこんな風に使えて、結果もすぐ分かるから直接役 立つ道具だっていうことがわかるんだよ。