(テ)ここで「ハート辞典」のきまりをもうちょっと聞いてよ。すごく大事なんだ。 *「想像してみて実感があれば書いてある。」* *「想像してみて実感がなければ反対のことが書いてある。」* どっちのきまりも「明るく楽しい方(肯定的)」と「暗くてつらい方(否定的)」 両方にあてはまるんだ。 明るくて楽しくて積極的を選ぶのが「良く」て、暗くてつらくて消極的を選ぶの は「悪い」って思わないで考えてよ。そう思うと「ハート辞典」は何にもならな いんだ。良い、悪いはぜんぜんないのが「ハート辞典」なの。「こころ」の原理。 いい、わるいも自分でつけてる意味のただの一部分なんだ。 算数だってプラスとマイナスどっちも大事でしょ。価値は同じだよね。 (ト)「ハート辞典」に「書いてある」ってことは「信じている」ってことなんでしょ。 そういえば私、自分でこわがりだって信じているわ。だから恐いことはすぐに想像 できてゾゾって実感があるわね。黒猫なんかいい例よ。いつもいじめられるの。 その反対で、私が「あの黒猫のまえで安心して寝ているところ」はイメージ出来る んだけど、ぜんぜん本当だと思えないわ。ムリしてるってかんじる。 それじゃあ楽しいことの例ってなにかしら。 (テ)ととちゃんの好きな事って何? (ト)この家の人にひもで遊んでもらうことかな。想像するととっても楽しい。つい飛び かかっちゃうのよ。とっても「うれしいっ!」てドキドキするわ。 その反対はというと。こんなことかしら?同じにひもで遊んでもらっているのに 全然楽しくないってことを想像するの?うーん。目の前にひもがゆらゆらしてると つい飛びついちゃうわ。 これもやっぱりむずかしいわねー。 (テ)そうでしょ。明るくて楽しい(肯定的)と暗くてつらい(否定的)、どっちもまる っきり同じでしょ。だからね、たとえば、「負ける」って信じているのに「勝つ!」 って想像したくてもなかなか実感がわかないの。実感がわかないって事は信じられ てないってこと。だって「ハート辞典」に書いてあるのと反対のことをむりやり書 こうってしているんだもの。「辞典」なんだから一応「感じ方」の決まりが書いて あるんだからね。 そういうときはまず、もう書いてある「負ける」を消さないといけないでしょ。